美容師に嫌われる客、突然の予約は非常識?その理由とは

客に嫌われる美容師はそれぞれの価値観によって様々だと思います。あまりにダメすぎる美容師を除いて(ある程度の確率で存在します)。

では逆に、美容師に嫌われる客とは?

今回は美容室へやって来るまでの間に絞ってお話します。

予約をしないで突然やってくる客

一番厄介なお客さんがこれです。

ただし、お店の体制やお客さんによってアリだったりナシだったりします。

お店の体制が予約を受け付けていない低料金サロンや予約を主としていないサロンなどは例外です。予約で客を回すとタイムロスが生じてしまいますので待合室で待ってもらい、来た順番にお通しする前提でお店を回しています。

お客さんによってはご新規さんで、その地区の住人ではなっかたりなんの予備情報がなく、たまたま時間が空いて今しか時間がなく通りすがりに立ち寄ってくれた場合などは、お店が予約制のところでも事情を説明すると快く受け入れてくれるところが多いでしょう。

ナシなのは、予約制と知りながら予約をしないで突然やってきて今すぐできるかどうかを接客中のスタッフの手を止めてまで聞こうとする人です。なぜ予約制にしているのかの意味を分かっていません

予約制にしているお店では、お客さん一人一人の時間を確保し充実した時間を過ごして欲しい、しっかりとした施術をしたいという美容師のおもてなしの気持ちがあります。それをぶち壊す客がそんな人たちです。

このようなおもてなしをコンセプトとしたサロンでは、場や空気がザワつくのを嫌います。突然入口で「すみませ~~ん!」と連呼したり、少々お待ち下さいと言っても施術中のお客さんを無視して大声で自分の要件を伝えようとする人もいます。これがなかなかの割合でいるのです。「次回からご予約をお願いします。」と言ってもしない人もいます。

しかし、それがお客さんの性格に問題があるのかと思うとそうではない場合がほとんど。これを非常識なことだと思っていないだけなのです。美容師側からするとそれでも、こちら側のコンセプトや仕事をまったく理解せず、ナメた厄介な客としか映りません。

予約の電話をするけれど突然すぎる客

その次に厄介な客がこれ。それとなく探ってみると、自分の中では前もって行く日時を決めてはいたものの、行く直前に「今からいいですか?」なんて聞いてくるのです。色んなケースがありますが、計画性のない行動、具体性のない言動に呆れてしまいます。

「今からいいですか?」・・・ ちょうど予約と予約の時間が空いていて今すぐ来られるのなら大丈夫と承諾すると、30分後や1時間後に来たりします。”今から”とは?

「今からいいですか?」→「今はお客さんがいらっしゃるので1時間後の○○時ではどうでしょうか?」・・・「それだとちょっと遅いな~・・・また今度にします。」え!?って感じですよね?

このように自分を中心にしか考えられない人は、稀に・・ではなく、けっこういます。しかし、サロンの仕組みを理解していないのであれば仕方ありません。

 

予約の時間に平気で遅れてくる客

予約の時間に平気で遅れてくるお客さんもいます。5~10分程度なら調整ができますが、20~30分の遅刻は深刻です。次のお客さんにしわ寄せがいってしまいます。遅れるのであれば電話の1本できないものでしょうか? 遅刻常習者は、申し訳ない気持ちなど皆無で、言葉では平謝りしてもどれだけ迷惑をかけているのかは全く分かっていません。

 

逆に好感を持たれるお客様☆

今回は美容室へやって来るまでに限ったお話ですが、好感を持たれるお客さんは、2~3日前や1週間前など前もって予約をしてくれる人。きちんと予定を立てられている人なんだな、と受け止められます。

予約の際には、「○○日の○時ころ、カットとカラーで予約したいのですが。」と、具体的かつ簡潔に伝えてくれます。このようなお客さんには信頼感と安心感があり好感されます。

常連のお客さんであれば、担当の美容師があらかじめ前回の内容を思い出したり、今回はこういう提案をしてみようかな。などと考える余裕と準備ができ、当日に充実したサービスを提供できます。

 

突然来店する客が敬遠される理由

美容室の予約というのは、一人の施術に30分~1時間、施術内容によっては2、3時間かかる場合があるので、少し空いたからと言ってすぐにカットが出来る訳でもなく、数十分遅れたりすると次のお客さんにしわ寄せがいってしまいます。

そして、クリエイティブな仕事をする意識の高い美容師であれば、前回の履歴を確認、回想し、新しい提案や改善を提案するための準備をしたいと思います。

美容師はお客様の顔の近くで刃物を操り、何万本もある髪の毛の一本一本に神経を使う仕事です。ヘアデザインをする際には物理的な計算、想像力を働かせ、お客様一人一人に集中力と体力をフル活用します。突然の来客にモチベーションをあげる準備ができず、調子が狂うこともあります。

これは、お医者さんのオペに似ているなと思うことがあります。命に関わるほどではありませんが、事故が起きないように、失敗がないように常に心がけ神経を尖らせます。

極端に思われるかもしれませんが、突然、「今日、手術できますか?」と言われているのに等しいと私は思うのです。

前もって予定が立てられない、予約ができない、という人は予約制のないサロンへ行きましょう。待つのが前提で行ってください。すぐできたらラッキーです。

予約を受け付けていない低料金サロンだとスタッフ一人一人の休憩時間は計れませんのでお客さんが途切れた時に休憩に入ります(あまりに忙しい場合は上司が無理やり休ませてくれたりもしますが)。予約制ではないサロンだとしても突然来店して空いていたからラッキーだと思っているのはあなただけかも知れませんやっと休憩に入ったスタッフに怪訝そうな顔をされるかも?

実際、私が勤めたことのある低料金サロンではどこもそうでしたし、そういう空気になるのは必然でした。逆に高級サロンで勤めていた時には、予約で時間をコントロールできたのでそんなことはありませんでした。

結論から言うと、全てはケースバイケースであり、全てのサロン、スタッフがそうだと断定することはできませんが、美容師をクリエイタ―或いは、お医者さんだと見立てて想像力を膨らませていただけたらあなたの美容室での振舞い方は変わってくると思います。美容師はプライドが高く、敬意を払ってくれるお客さんには最高のパフォーマンスと最大の敬意でお付き合いさせてもらいたいと思うのです。

これは大袈裟な話ではなく、美容師が偉いなどという勘違い話でもなく、サロンの仕組みを理解してもらい、良好な関係を築いていってあなたのライフワークをより充実したものにして欲しいという思いです。

 

 

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